京都の車磨きコーティングのプロショップNOJ京都店です。
ご存知の方も多いと思いますが、デリケートな塗装のトヨタの202ブラック。
こちらのお車、昨年末中古車で購入される際に販売店でコーティングを施工されたとの事ですが、
オーナー様そのコーティングがどうしても気に入らなかったとの事で、当店にコーティングご用命頂きました。
販売店さんのコーティングで気に入らない点を詳しく伺うと、
『10万円以上のコーティングしたから、新車の様にスカッと艶々になると期待していたら、スクラッチ傷が多数あり、鏡面にもなってなく、ぜんぜん艶々になっていなかった』との事でした。
確かに現車を確認すると多数のスクラッチ傷と、研磨により付いてしまった研磨傷も多数在りました。
しかしながら販売店さんのコーティングで中古車を鏡面に研磨するのはなかなか難しい事なんです！！
その理由は、
❶研磨が非常に難しい202ブラックであると言う事
❷車を鏡面研磨する為には、
・鏡面研磨する為の完全個室ブースと専用の照明等の設備
・202ブラックを鏡面研磨する為の熟練の技術と経験
202ブラックを鏡面研磨するのは、この様に鏡面研磨する為の設備や技術が無い所では非常に難しいんです。
ご覧下さい、この画像の様に温度湿度管理出来る完全個室ブースと照明設備。
研磨する際、照明がボディーに映った部位を確認しながら丁寧に研磨する訳です。
【マスキング】
【研磨終了、コーティング施工後】
【膜厚の変化・研磨前後のスクラッチ傷】
こちらのお車には完全硬化型のガラスコーティングであるNOJロイヤルコーティングを3層塗り施工させて頂きました。
ちなみにNOJの3層塗りは、実際に3回塗っております(^^)/
完全硬化型のガラスコーティングとは、雨や洗剤による洗車でも半永久に剥がれず、一度施工すると再施工する必要は全くありません。
世間一般的に施工されている『ガラス系』コーティング、
成分の多くは油やシリコン、樹脂であり、ガラスは少量しか入っていない事が多く、
ガラス成分がボディーに完全に固着する事無く、耐久期間は半年から1年程度となります。
その為『ガラス系』コーティングを施工されたら1年に一回、再度コーティングを上塗りされる訳です。
また『ガラス系』コーティングにはスクラッチ傷等を覆い隠す成分が含まれる為、きちんと鏡面研磨せずともある程度は綺麗になった様に見える訳です。
『ガラス系』コーティングの施工時間は、数時間から半日程度。
202ブラックのお車を鏡面研磨してコーティングする為には、最低でも数日はかかります。
『洗車は水洗いで大丈夫です』と言う言葉を聞いたら、そのコーティングは『ガラス系』ですね。
ガラス系コーティングは洗剤を使って洗車すると油等が主成分の為コーティングが早く剥がれます！その為水洗いを勧められる訳です。
完全硬化型のガラスコーティングを施工したお車を洗車する際は、必ず洗剤をお使い下さい。
お勧めは台所用の中性洗剤です。
よく言うママレモン洗車ですね。
洗車の際に洗剤を使う理由は２つあります。
一つ目は、洗剤を使う事でボディーとスポンジの間に泡が入り抵抗値が下がる事で洗車時のスクラッチ傷を減らせます。
二つ目は、油汚れです。
車の窓ガラスに油膜が付く様に、ボディーも油汚れが付着します。
油汚れが付着したボディーをいくら水洗いしても、油汚れは永久に落ちません。
油汚れが付いたお皿を、いくら水洗いしても油のヌルヌルは落ちませんよね。
長くなりましたが、202ブラックのお車に限らず、中古車をコーティングする際はコーティング前の下地処理や研磨作業がとても大切です。下地処理と鏡面研磨失くして、経年車や中古車が本当に艶々ボディになることはありません！！
その様な作業が出来る店かどうか、コーティングされる前に一度ご確認下さい！
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